愛知県半田市の杉浦木型のブログ

愛知県半田市の杉浦木型のブログです。

  • feedlyで更新情報をフォロー
  • RSSで更新情報をフォロー

平成から令和へ合わせて木型更新

いつも杉浦木型のブログをお読みいただきありがとうございます。

5月から木型更新のシリーズで3機種製作することとなり、ようやく1機種目がゴールを迎えました。

30年近く前の木型が今の今まで現役で使用されここにきて損傷が激しいことから、既存型を見本に更新したのでした。

それほど前の木型なので、図面をいただき既存型を預かり、驚かされることばかりでありました。

今でこそ3Dモデルがあるので、図面上の少ない情報量でも形状がモデル化して、立体形状を確認出来ますが、その頃はまだそこまで普及もしておらず、よくここまで出来たものだと感心することばかり。

昔の木型職人さんの凄さを実感させられました。

ただ現在は機械加工やデータ化が進み、納期対応に追われる時代となっているので、この頃のように納期に対しておおらかではないと思うので、見本型ありの現代加工機とデータを武器に挑みましたが、それでもなかなかの内容であったので、当時はどのぐらいかかったことでしょう。

進めていくなかで材料の変化や、金具の変化なんかも感じられ平成時代を担ってきた木型が令和で生まれ変わった感じであります。

まだ2機種あるから、またいろんな意味で驚かされること、感心させられることが多々あると思うけど、昔の職人に負けないように精進していきます。

この記事が気に入ったら、いいね!&フォローをしよう!

  • twitterでシェア
  • facebookでシェア
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEでシェア
木型や3Dデータは杉浦木型へお気軽にお問い合わせください。

関連記事

裏板作業

ここのところ手がけております、大きい定盤を補強のために裏側へ板(裏板)を固定のため、クレーンで持ち上げたところ一面が見えたところで改めて大き...

記事を読む

シェル芯の存在感

寒くなって年の瀬も近づきいよいよ冬ってところで年内のうちに決めようと思うのが、長年出番の無くなったシェル芯の数々。 ちょうど10年前の...

記事を読む

湿度には敵わない。

これだけ湿度が高い日は木型製作にはつらいです。 反ったり、伸びたり縮んだりの繰り返しを材料である木材がしてくれるので、なかなか手を焼きます...

記事を読む

デジタルとアナログのバランスが大切

お客様の鋳物屋にて打ち合わせをしてきましたが、思わぬ会話の流れから昔話となりました。 自分自身では小中学校時代のころのお話のため、なんとな...

記事を読む

ホットプレートの木型

この度、木型の仕事で初めて日常生活で登場するホットプレートの木型を製作しました。 図面とモデルデータをいただいた瞬間にビックリしました。 ...

記事を読む

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。
(必須)が付いている欄は必須項目です。