愛知県半田市の杉浦木型のブログ

愛知県半田市の杉浦木型のブログです。

  • feedlyで更新情報をフォロー
  • RSSで更新情報をフォロー

ケミカルウッド製木型

いつも杉浦木型のブログをお読みいただきありがとうございます。

ここのところ木型製作時に使用する材料が天然木やベニヤから、樹脂木材や樹脂ブロックと呼ばれるケミカルウッドへとシフトしていってる傾向が強く感じられます。

機械加工物で成り立ってくる流れがあるため、天然木やベニヤ等ではどうしても弊害が多く、後処理が大変なためであります。

ケミカルウッド製木型1

増えた傾向になった理由では木目がないので、どんな角度からツールを送ってもかけないことと、節がないことなど様々理由があります。

またベニヤですと、どうしても薄い層の積み重ねにより、加工後に反発した強い層の木の段差が出っ張り気味になり、段差が生じてしまうので滑らかにする後処理が大変とかの理由もあります。

ケミカルウッド製木型2

導入し始めた時期は、そんなには前ではなかったのですが、ここ5、6年ではかなりシフト傾向にありますので、現場に在庫が増えたと感じてます。

天然木やベニヤを構成する木などは輸入頼りで、しかも環境問題などから、いまいち安定供給も限りがあるところで木型屋の導入が増えたケミカルウッド。

便利な材料ではありますが、なかなかのお値段するから頭の痛いところです。

しかし増えたなー。
ケミカルウッド製の木型。

この記事が気に入ったら、いいね!&フォローをしよう!

  • twitterでシェア
  • facebookでシェア
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEでシェア
木型や3Dデータは杉浦木型へお気軽にお問い合わせください。

関連記事

現物鋳物からの木型製作

機械の部品の劣化による割れた物から木型製作するといった内容の仕事が終了しました。 機械の一部であるため図面はないところから採寸からスタ...

記事を読む

ウッドショックでベニア材が不足

最近、木型の材料であるベニヤ板の不足が問題となってきました。 去年より騒がれておりましたウッドショックによる金額の高騰も続いておりますが、...

記事を読む

複製木型の緩やかな曲線で悪戦苦闘

今週にまたまた図面はないが現物鋳物のみ存在しており、「この木型をお願い!」といった仕事が決まりました。 見た目以上にR面の雰囲気が独特でか...

記事を読む

解決し、ホッとしました。

今月悩まされてた間口の大扉の開閉問題だが、修理をしていただき解決したから、やっと全開できることになりました。 半開き状態では意外に不自由さ...

記事を読む

最後の紅松

木型業界で長年に渡り、使用してきました材料であります紅松(ベニマツ)ですが、弊社も最後の山を預かり、今後は違う材料へのシフトの時がやってきま...

記事を読む

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。
(必須)が付いている欄は必須項目です。