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ケミカルウッド製木型

いつも杉浦木型のブログをお読みいただきありがとうございます。

ここのところ木型製作時に使用する材料が天然木やベニヤから、樹脂木材や樹脂ブロックと呼ばれるケミカルウッドへとシフトしていってる傾向が強く感じられます。

機械加工物で成り立ってくる流れがあるため、天然木やベニヤ等ではどうしても弊害が多く、後処理が大変なためであります。

ケミカルウッド製木型1

増えた傾向になった理由では木目がないので、どんな角度からツールを送ってもかけないことと、節がないことなど様々理由があります。

またベニヤですと、どうしても薄い層の積み重ねにより、加工後に反発した強い層の木の段差が出っ張り気味になり、段差が生じてしまうので滑らかにする後処理が大変とかの理由もあります。

ケミカルウッド製木型2

導入し始めた時期は、そんなには前ではなかったのですが、ここ5、6年ではかなりシフト傾向にありますので、現場に在庫が増えたと感じてます。

天然木やベニヤを構成する木などは輸入頼りで、しかも環境問題などから、いまいち安定供給も限りがあるところで木型屋の導入が増えたケミカルウッド。

便利な材料ではありますが、なかなかのお値段するから頭の痛いところです。

しかし増えたなー。
ケミカルウッド製の木型。

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